難聴から故障まで、補聴器が聞こえない原因を徹底解説!

「雑音が多くて会話がよく聞こえないのよ」「何だか音は聞こえるのに聞き取れないの」

補聴器をご購入頂いたお客様から、上記のようなご意見をよく頂戴します。せっかく補聴器を購入したのに、実際音が聞こえないとなると、非常にガッカリですよね。

今あなたは補聴器に期待しすぎていたのか、と不安になってはいませんか?不良品や故障の可能性を考えていらっしゃるかもしれませんが、実は聞こえない原因は性能、不良、故障ではなく補聴器の性能が最大限に発揮できていないだけかもしれません!

そんな不安を解消するため今回、補聴器店でアドバイザーをしている私が、補聴器が聞こえない原因と、それについての対策方法をご紹介していきます。

補聴器が聞こえない原因がわかると、音が聞こえる快適な生活が待っていますよ!では早速、聞こえない原因に踏み込んでいましょう。

あなたの補聴器が聞こえないのはどれが原因?

補聴器が「聞こえない」理由には種類があります。それは、補聴器自体が原因の場合、もしくは故障の場合です。故障につきましては後述の、それでも「聞こえない」は故障かも、を参考にして頂けると幸いです。それではあなたはどの「聞こえない」ですか?

・補聴器からの雑音があって必要な音が聞こえない
・聞こえているのに聞き取れない、聞き間違いが多い
・初めの調整時のように聞こえない
・音がまったく聞こえない

以上が補聴器の聞こえない代表例ですので、順を追ってご説明します。

【補聴器からの雑音】耳に届いているのは本当に雑音?


補聴器からの雑音は、自動車の音や玄関のベルの音、鳥の鳴き声といった環境音が原因の可能性があります。補聴器装着前は気にしていなかった環境音が、補聴器を装着したことで久しぶりに耳に届き雑音と感じているのです。

しかし環境音は、健聴時には雑音と思わなかったという方が多いのではないでしょうか?それは脳が必要な音だけを無意識で選択していたからです。必要かどうかは脳が記憶・保管された音の引き出しから分析、判断しています。しかし、長期間難聴になると、音の引き出しが減少してしまいます。そうなると、脳がうまく判断できず、不要な音まで耳に届け、雑音となって耳に届いてしまうという状況の原因なのですね。

原因は環境音ですので、補聴器を日常的につけ脳に音の引き出しを増やしてもらえば、そのうち自然と環境音は意識しなくなることでしょう。次は聞こえているのに聞き取れない、聞き間違いが多い原因を説明します。

【人の会話が聞き取れない】高音と低音/難聴からの原因かも


これに関しましては2つほどの理由が考えられます。

1つは先ほどと同じで、長年の難聴により音の引き出しが少なくなっている場合です。生活音だけでなく、普段の会話も音の連続ですから、こちらも先ほどと同様に補聴器を日常的につけ脳に引き出しを増やしてもらうことで改善します。

2つめは、高音域が聞き取れていない場合です。感音性難聴なのだと、一般的に高い音から聞こえにくくなる傾向があります。低音である母音「あいうえお」は比較的よく聞こえますが、子音は高音域なので聞き取りにくいです。(例:satou(佐藤)→katou(加藤))これは用毛細胞という、音を神経に伝える細胞が減少しているため起こります。高音域の音が聞こえない聞き間違いは、用毛細胞の減少が原因です。補聴器を装着しても完全には聞こえが元に戻るわけではありませんが、補聴器の適切な調整が行われれば改善がみられる可能性が高いです。

どちらも脳の処理の問題ですので、補聴器の性能の問題ではありません。補聴器は装着してすぐに聞こえるわけではなく、耳と脳のリハビリを経て聞こえが戻ってくるのです。

では次は、補聴器が初めの調整時のように聞こえない、の原因を説明します。

【使い初めの聞こえない】補聴器の調整が原因かも


初めの調整時のように聞こえない原因は、初めの調整時より音の増幅を低めに設定しているからです!なぜ小さく設定しているのか?それは補聴器の使い初めは補聴器が、あらゆる音を拾うので声や音が大きく聞こえ、使用が嫌になり止めてしまうことが多いからです。ですので、初めは補聴器の装用を慣れてもらうためにも音量は小さめに設定されているのが一般的。もしうるさく感じないようであれば、専門員に相談の上、再調整をおすすめします!

【無音】まったく聞こえない


こちらは故障の可能性も含め、次でご説明させて頂きます。

それでも補聴器が聞こえないは故障かも

聞こえない原因として主に考えられるのは、下記の2つです。

・電池の問題
・音の出口/空気穴の問題

電池の原因


音がまったく聞こえない、もしくは音がプツプツ途切れる、音が小さいなどは電池に問題がある場合が多いので、新しい電池に取り換え再度音を確認しましょう。

他に、下記のようなことも注意が必要です。

・電池のプラスとマイナスが間違っている
・電池蓋がきちんと閉まっていない
・電池のシールが貼ったまま

音の出口/空気穴の原因


電池に問題がなければ次に音の出口・空気穴はどうでしょうか。耳垢や汚れが詰まっていませんか?もし詰まりがあれば取り除きましょう。

電池や詰まり以外に音がまったくでない、音の割れがある、などはマイクやイヤホン、アンプ、電源どれかに故障部位があります。お近くの補聴器の店舗に問い合わせてみましょう。

また補聴器は精密器械ですので日ごろお手入れも肝心です。以下の項目を定期的に行うことをおすすめします!

・汚れを乾いた布でふく
・使わないときは乾燥ケースにいれる
・音道の掃除を定期的に行う
・補聴器店で定期的に清掃点検を頼む

専門家のサポートを受けよう

さてさまざまな補聴器が聞こえない原因と解決策を見てきましたいかがでしたか?自己解決できるものや時間が解決するもの、専門家しか解決できないものと色々ありました。しかし少しでも不安があれば専門家に相談することをお勧めします。

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