「おすすめの補聴器はなに?」
上記のような質問を、お客様からよく頂きます。
補聴器はあなたの生活のそばで聞こえを常にサポートする、いわば相棒のような存在。相棒は自分に適したものを選びたいですよね。
実は補聴器は、あなたの難聴程度や生活によって選び方が違います。あなたの耳に合わない補聴器を購入すると、音がよく聞こえない可能性があります!そんな状況は避けたいところ…。
そこで今回、補聴器店のアドバイザーである私が、おすすめの選び方を難聴から種類、値段/価格、メーカー、器種などをふまえて網羅的にご説明します。おすすめについて知ると、あなたの耳に合った聞こえの良い補聴器を購入することができますよ。
次から段階を追って、おすすめの補聴器の選び方をご説明します。
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<目次>
購入前に難聴程度と、種類を把握しておこう
補聴器の購入は下記のように進めていくのがおすすめです!
最初に、難聴程度から紹介していきます。
難聴程度を把握しよう
補聴器購入にあたり、まず自分の聴力を把握しておきましょう。なぜなら、補聴器はあなたの難聴程度を基準にして種類を選ぶことが大切だからです。あなたの難聴程度に合っていない補聴器は音がよく聞こえない原因になります。
なので、まずは下記の表で、あなたの聴力を確認しましょう。
難聴程度 | 平均聴力(㏈) | 自覚 |
軽度難聴 | 25~40dB未満 | 小さい声や騒音下の会話が聞き取りにくい |
中等度難聴 | 40~70dB未満 | 普通の会話が聞き取りにくい |
高度難聴 | 70~90dB未満 | 耳元の大きな声でも聞き取りにくい |
重度難聴 | 90dB以上 | ほとんど聞こえない |
難聴程度を把握すると、次は補聴器の種類選びです。補聴器は難聴程度と、生活環境によって選ぶ種類が異なります。あなたの生活に合わない補聴器の種類を購入すると、取り扱いを間違えて壊してしまうかも…。
次で、あなたに合った補聴器の種類を確認しましょう。
4つの種類の補聴器
補聴器の形/種類は、以下の4種類です。
・耳かけ型補聴器
・耳あな型補聴器
・ポケット型補聴器
・眼鏡型補聴器
次で、上から順に説明します。
耳かけ型補聴器
・難聴レベル:軽度~重度
・長所:音の調整力が高い、重度の難聴にも対応
・短所:やや目立つ、眼鏡の邪魔になる 汗に弱い
・価格:約5万円~約58万円(※片耳価格)
・おすすめする人:高度な機能をもった補聴器が欲しい方、難聴レベルが重度の方
耳かけ型補聴器は、眼鏡のように耳にかけて使用する補聴器です。耳の裏に補聴器本体が位置し、耳穴の耳栓までは細く透明なチューブが繋がっています。耳あな型に比べて本体にスペースがあるので、いろいろな部品を組み込むことができ、高度な機能性をもたせることが可能です。
また、耳かけ型補聴器ではスピーカーとマイクの位置が離れているので、※ハウリングが発生しにくいのも特徴です。 大きな音も無理なく出せ、難聴の程度も、軽度から重度難聴まで対応できます。
※スピーカーとマイクの位置が近いため、補聴器が大きくした音をまたマイクが拾ってしまい、さらに音を大きくしてしまうという現象
以前から耳かけ型補聴器は「汗に弱い」「目立つ」と言われていました。しかし最近では防水防塵タイプや小型化が進み、改善が進められています。逆に最近では、「おしゃれな補聴器が多い」とまで言われるようになりました。
耳かけ型補聴器はさらに2種類に分かれます。
RITA:スピーカーが本体に内蔵
RIC:耳穴の耳栓にスピーカーが内装(下記画像)
RITAは、本体にスピーカーが内蔵されたタイプです。RITAのチューブは、通常チューブと細いチューブの2種類。一般的に、通常チューブは高度難聴に使用することが多いです。そのため、高度難聴の方であれば通常チューブをおすすめします。
RICは、耳栓がスピーカーのタイプです。耳栓がスピーカーなので、チューブによる音の共鳴などの影響を抑えることが可能です。音の共鳴を抑えることで、音質の良いクリアな聞こえを実現させています。また、スピーカーの大きさ分、本体を小さくすることが可能。そのため、耳に隠れて補聴器が目立ちにくいです。
しかし、RICは耳穴にスピーカーがあるため、耳垢や耳垂れがあるとスピーカーが故障することがあります。耳かけ型補聴器は、耳の状態に応じて種類を選ぶことが大切です。
以上耳かけ型補聴器でした。耳かけ型は軽度から重度の難聴に対応でき、高度な機能を付加できるのが大きな特徴です。
次は耳あな型補聴器についてご説明します。
耳あな型補聴器
・難聴レベル:軽度~重度
・長所:目立ちにくい 眼鏡を頻繁に付け外しする人 スポーツする人
・短所:大きな音が出せない
・価格:約5万円~約55万円(※片耳価格)
・おすすめする人:目立ちにくい補聴器が欲しい人、スポーツをする人
耳あな型補聴器は名前の通り、耳の穴の中に補聴器を装着するタイプのことです。一般的には使用者の耳の形をとったオーダーメイドの形で提供します。オーダーメイドの耳あな型は、あなたの耳の形にフィットしているので外れにくく、スポーツをする人などにおすすめ。耳型を採取してから、約1週間ほどで完成します。
耳あな型補聴器の長所は、音を集める耳介部分に本体を置くので、自然なきこえや方向感覚が得られること。
短所は音を出すスピーカーと、音を拾うマイクの距離が近いのでハウリングがおきやすいことです。そのため、大きな音は音の増幅度も大きいので、ハウリングを起こる可能性がさらに高くなります。しかし最近は、ハウリング抑制機能が向上したので、大きな音も出せるようになってきました。
耳あな型補聴器はサイズに分けて、次の4種類にわかれます。
・ITE
・ITC
・CIC
・IIC
上から下に小型なタイプになります。
ITE(In the Ear)
難聴レベル:高度・重度
耳のくぼみいっぱいに作られた補聴器で、ある程度補聴器が目立ちます。しかし耳を塞ぐことで、耳かけ形に匹敵する程の音が出せます。
ITC (In the Canal)
難聴レベル:やや高度の難聴
耳の穴の入り口までの大きさでITEのひとつ小型です。ハウリング抑制がうまくできるようになった結果、高度難聴でも使えるようになりました。
CIC(Completely in the Canal)
難聴レベル:軽度・中度難聴
耳穴に全体が入ってしまうタイプです。真横からではないとほとんど見えません。小型なため、複雑な音の調整機能をつけることができません。
IIC(Invisible In the Canal)
難聴レベル:軽度・中等度
超小型補聴器です。頭文字のIはinvisible(見えない)から取られました。名前の通り、真横から耳の奥を覗きこまないと見ることができないくらい、小さいです。IICは補聴器をつけていることを知られたくない人におすすめ。こちらもCICと同様に、小型なため一般的に複雑な音の調整機能をつけることができません。
耳あな型補聴器は大型なものから小型なものまで様々。その中でもIICは、補聴器の中で1番目立ちにくい補聴器です。とにかく補聴器が目立つのが嫌という方であれば、耳穴の中に隠れてしまう、超小型のIICをおすすめします。
では次に、ポケット型補聴器のご紹介です。
ポケット型補聴器
・難聴レベル:中等度~高度
・長所:操作が簡単 大きな音が出せる 簡単に使いこなせる
・短所:目立つ コードが邪魔になる 衣ずれの音が気になる
・価格:約3万円~約13万円
・おすすめする人:補聴器の操作を簡単に行いたい人、少しだけ補聴器を使いたい人
ポケット型は、本体が箱のような形状です。本体からイヤホンまではコードで繋がり、一般的には片耳で音を聞きます。本体は胸のポケットに入れるか、紐からぶら下げて使用します。ポケット型補聴器の電池は、補聴器用の空気亜鉛電池ではなく、単3もしくは単4電池を使用が可能です。
長所は本体の大きなスイッチで、補聴器の操作が簡単に行える、他の形状と比べて価格が安いことです。短所は耳から離れた場所で音を拾うので、実際に耳で聞く音とは違う、衣ずれの音を拾う、コードが邪魔になるなどがあります。
以上がポケット型補聴器の説明でした。あまり外出をしない、手元で簡単に操作が行いたい、そのような人におすすめの補聴器がポケット型です。
眼鏡型補聴器
・難聴レベル:軽度~中等度
・長所:耳をふさがない
・短所:大きな音が出せない高度難聴には対応できない
・価格:約18万円~約24万円
・おすすめする人:耳がふさがることが嫌な人
眼鏡型補聴器は名前のように眼鏡と補聴器が一体となった補聴器です。直接頭がい骨を振動させ音を伝えます。
眼鏡型補聴器の一番の長所は耳をふさがないことです。耳をふさがないことで、補聴器の装着時のムレが気になりません。また、補聴器の使用がわかりにくいのも特徴です。短所は大きな音が出せないので、高度難聴には対応できない点が挙げられます。
以上、耳かけ型、耳あな型、ポケット型、眼鏡型についてご説明しました。アクティブに動く方であれば、本体が大きいポケット型は邪魔になることがあります。しかし、あまり外出されない方だと、ポケット型でも十分に聞こえが以前効果を実感して頂けるのです。このように補聴器は、難聴程度と生活に合わせて選ぶことが大切。
ただ、難聴程度によっては、どの補聴器でも使用できる。もしくは、長所・短所はわかったけど選べない、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで次は、この中で特におすすめする補聴器の種類をご紹介します!
おすすめの補聴器の種類は?
おすすめの補聴器の種類は、耳かけ型補聴器と耳あな型補聴器です。理由は次の3つとなります。
・難聴の対応レベルが広い
・ポケット型補聴器、眼鏡型補聴器と比べて目立たない
・高度な音の調整機能が充実している
耳かけ型補聴器と耳あな型補聴器は、基本的には軽度から重度の難聴に対応することができます。また、耳かけ型補聴器は本体が耳の後ろに隠れ、耳あな型補聴器は本体が耳の穴の中なので目立ちにくいです。そのため、補聴器の自体が大きく邪魔になることもありません。
そして、耳かけ型補聴器と耳あなが型補聴器を最もおすすめする理由は、高度な音の調整機能が充実している器種が多く販売されているためです。
一般的な補聴器は、雑音と会話を自動で分析・判断し、雑音を処理します。しかし、耳かけ型補聴器や耳あな型補聴器は、本体に小型のチップを搭載することで、さらにその性能を向上。
向上した結果、聞き取りにくい音域も聞こえやすくなり、音の方向を限定する機能(指向性)が充実しました。指向性とは、必要な方向の音だけを強調し、その他の方向は抑制する機能のことです。これにより、使用者は聞こえの良い音を聞くことができます。
実際に、日本補聴器工業会の調査によると2018年の国内補聴器出荷台数は、下記の通りになりました。
1位:耳かけ型 約66%
2位:耳あな型 約31%
3位:ポケット型 約3%
4位:眼鏡型 1%未満
耳かけ型と耳あな型の2種類で全体の約97%を占めました。
各補聴器メーカーは、この売れ筋の2種類から、最新式で高性能な補聴器を販売していることがほとんどです。また、最新器種が出ると旧器種は価格を下げて販売されることがあります。そのため、シリーズの入れ替わりが多いこの2種類は、ポケット型と眼鏡型と比較すると、高性能で低価格なことも。もし補聴器の形状にお悩みであれば、この2種類の補聴器がおすすめです。安くて性能の良い器種を購入することができますよ。
とはいえ、耳かけ型・耳あな型の同じ形状の中で比較した際は、やはり高性能補聴器ほど高価格になります。勿論、高性能の補聴器ほど、雑音の抑制に優れ聞こえの良い音を聞くことが可能です。
しかし補聴器の、聞こえの改善という元々の役割を考えたときに、安価なものでも十分に効果を発揮します。次は、聞こえ改善と補聴器の価格が比例しない理由をご説明。価格別の補聴器の性能について知ると、あなたに必要な機能を搭載した、おすすめの補聴器を予算内で購入することができますよ。
価格と性能から補聴器を選ぼう
補聴器の平均購入価格と性能
補聴器は約3万円から約60万円と金額設定が幅広い商品です。しかし、2019年日本補聴器工業会の調査によると、2018年の補聴器1台当たりの購入価格は約15万円でした。高性能で高価格な補聴器がよく購入されている訳ではないのです。
平均購入価格である15万円前後の性能は、次の通りです。
15万円前後の補聴器の性能
・ハウリング抑制機能搭載
・周囲の音に合わせて音量を自動調整機能
・指向性がやや搭載されている
・補聴器によっては外部との連携がとれる
15万円前後の補聴器はスタンダードな機能をベースに、最新の調整機能が少し付加されたタイプです。生活や難聴の程度によっては、十分に聞こえの改善効果を実感できます。
このように、あなたの難聴や生活にあえば、どの価格帯の補聴器でも聞こえの改善を行うことができるのです。とはいえ、補聴器の性能が自分の生活に必要なのかは、具体的に想像しにくいところですので、下記の表で確認しましょう。
価格 | 補聴器の性能 | おすすめする人 |
10万円前後 | シンプルな機能 | あまり騒がしい場所に頻繁に行かない人 会議など補聴器を使用する場面が決まっている人 |
20万円前後 | 一般的な機能を標準装備 | 初めて補聴器を使用する人 日中の大半を補聴器で過ごすことを考えている人 |
30万円以上 | 高度な音の調整機能を搭載 | 補聴器の高性能な機能が必要とする人 アクティブに日常を過ごす人、煩わしい補聴器の操作が嫌な人 |
以上が、金額別のおすすめする人でした。補聴器が生活のどの場面に必要か、あらかじめ想像しておくと補聴器選びがスムーズですよ!あなたに本当に必要な機能をもった補聴器を予算内で探しましょう。
ただ、高性能の補聴器を購入するメリットもあります。理由は次でご説明します。
高性能の補聴器を購入するメリットは?
高性能の補聴器は、使い初めに聞こえる生活音や雑音を軽減します。
補聴器の装着初めは今まで聞こえてこなかった様々な生活音が雑音として耳に届きます。使用し続けると慣れて、何も感じなくなるのですが、高性能の補聴器であれば雑音が軽減された状態で使い始めることが可能。
また、最近では充電式やワイヤレス機能搭載した補聴器が多く販売されています。充電式は、小さな電池の取扱いが不要。電池交換、購入、処分などの面倒な電池の取扱いを充電式は軽減することができるのです。
ワイヤレス機能は、テレビや電話などの外部機器と連携することができます。テレビや電話などの音が、外部アクセサリーを経由することで、直接補聴器に届くのです。直接音を聞くことで周囲の環境に邪魔されません。また、スマホと連携することで、音量の調節などもスマホで簡単に行えますよ。
このように高性能の補聴器は、聞こえ改善の役割に加え、使用者の負担を軽減することができます。初めから補聴器をできるだけ快適に使用されたい方であれば、高性能の補聴器をおすすめします。
ここまでで補聴器の価格についてご説明させて頂きました。
さて、実際に補聴器を購入する前に、メーカーを選ぶ必要があります。実は、高性能の補聴器の多くは6つの会社から販売されています。そのため、6社まとめて6大補聴器メーカーと呼ばれているのです。大手メーカーの補聴器を購入すると、点検や調整を簡単に行うことができますよ。
次におすすめ補聴器メーカーをご紹介します。
メーカーと商品から、おすすめ補聴器を選ぶ
下記が、6大補聴器メーカーです。
・シーメンス
・スターキー
・フォナック
・GNリサウンド
・ワイデックス
世界の補聴器約90%が、上記のメーカーから発売されているのです。そのため、日本の多くの補聴器販売店も、主に上記のメーカーを取り扱いしています。なので、補聴器が修理や調整が必要となった場合でも、他の補聴器メーカーより早く対応できるのが特徴。以上のことから、補聴器を購入するなら上記の6大メーカーがおすすめします。
弊社はその中でも、シーメンスとGNリサウンドがおすすめ。理由としては次の通りとなります。
シーメンス
シーメンスをおすすめする理由は、聞く労力を軽減できるためです。同社は、騒音下での聞き取りが得意なメーカー。通常、騒音下で聞き取る場合、様々な音から必要な音を選び出す必要があり、聞くことにも労力がかかります。
しかし、シーメンスは独自の技術で聞く労力を軽減しました。同社の補聴器を両耳で装用すると、騒音下では健聴者よりも2.1㏈~2.9㏈聞き取り力が向上したという臨床テストもあります。
また、難聴者の約9割の方が患っていると言われる耳鳴りを軽減することもできるのです。※耳鳴り治療器機能を搭載しているためです。耳鳴り治療器機能は、6大補聴器メーカーの中ではシーメンスとワイデックスの2社のみとなります。シーメンスの補聴器は、耳鳴りを抑制し、使用者の負担を軽減できるのでおすすめですよ。
※全ての耳鳴りに有効な訳ではありません。耳鳴りを発症した場合、病院の受診をお願いします。
GNリサウンド
GNリサウンドをおすすめする理由は、音声処理技術が高度なためです。リサウンドの音声処理は、他の音を雑音として除去してしまうわけではなく、会話がスムーズに行くように抑制します。
また、GNリサウンドは、より自然な音を届けることを信念に研究をしています。GNリサウンドの補聴器は、自然でかつ聞こえの良い音を聞くことができるのでおすすめです。
では次で、シーメンスとGNリサウンドから、実際に購入できるおすすめの補聴器をご紹介します。最初は、シーメンスからです。
シーメンスのおすすめ補聴器
シーメンスのおすすめ補聴器は、次の2種類です。
Primaxシリーズ
Nxシリーズ
最初に、シーメンスのPrimaxシリーズからご紹介です。
primaxシリーズ
価格:120,000円~
おすすめする人:初めて補聴器を使う人、音の調整機能を選びたい人
primaxシリーズは、聞き取りやすさを向上した補聴器。これまで、騒音下などでは、様々な音から必要な音を聞くために耳を凝らす必要があったため、聞くことに労力が必要でした。こういった聞く労力を軽減するために、Primaxシリーズでは、次の3つの機能を搭載しました。
・背景音の雑音を抑制。
・会話相手の声の方向にピントを合わせて強調する。
・相手の距離にピントを合わせて、音の増幅度を調整する。
上記の機能を搭載することで、相手の声が強調され聞き取りやすくなりました。音が聞き取りやすいと、会話がスムーズに行え、1日中補聴器を装着していても疲れにくいです。また、Primaxシリーズは、音の調整機能によっては、安価なものから販売しています。補聴器のシンプルな機能から、高度な音の調整機能まで、あなたの生活習慣に合わせて選択できますよ。
Primaxシリーズは、シーメンスの特徴である、会話を楽にする機能を搭載した補聴器。初めて補聴器を購入される方におすすめです!
Nxシリーズ
価格:173,200円~(OVP機能搭載器種は、270,000円~)
おすすめする人:会話をもっと楽しみたい人、高性能な補聴器がほしい人
Nxシリーズは、2018年に販売開始された最新のシリーズです。Nxシリーズのキャッチコピーは、補聴器は「聞く」から「会話を楽しむ」ツールへ。そんなキャッチコピーを代表する機能が、OWN VOICE PROCESSHING(OVP)です。
OVPとは、自分の声を抑制し、相手の声を強調する機能のこと。従来の補聴器は、自分の声も拾い強調していたので、自分の声が会話の邪魔になっていました。OVPなら、自分の声に邪魔されることなく会話を楽しむことができます。
Nxシリーズは、会話を楽しむ補聴器。Nxシリーズは、自分の声に邪魔されず相手の声が聞き取りやすくなっています。会話する機会が多い方におすすめです!
次は、GNリサウンドの補聴器を紹介します。
GNリサウンドのおすすめ補聴器
GNリサウンドは、次の2種類がおすすめです。
リサウンド・エンヤ
リサウンド・クアトロ
次で上から順にご説明します。
リサウンド・エンヤ
価格:68,000円~
おすすめする人:音質を落とさず、シンプルな機能が欲しい人
リサウンド・エンヤは、騒音の中や風の強い屋外でも音が聞き取りやすい補聴器。また補聴器の基本的なハウリング抑制機能なども搭載しているので、日常生活でも問題なく使用して頂けます。
リサウンド・エンヤは、シンプルな補聴器が欲しい人や、初めて補聴器を購入される方におすすめの補聴器です。
リサウンド・クアトロ
価格:220,000円~
おすすめする人:高音質、高性能な補聴器が欲しい人
クアトロは、GNリサウンドの最高性能を誇る充電式補聴器です。クアトロをおすすめする理由は、高音域の聞こえが良いためです。一般的には、難聴になると高音域の音から聞こえにくくなります。
しかしクアトロなら、出力レベルを高めることで、高音域の音が聞こえやすくなりました。これにより、改めて日常の鳥の声や、音楽鑑賞などを楽しむことができるのです。
また、クアトロはスマートフォンと連携することが可能です。スマートフォンと連携することで、音量の調整やプログラムの変更など手元で簡単に操作できます。それだけではなく、遠隔サポートで家に居ながら補聴器の調整が受けられ、外のどこかに補聴器を忘れた場合でもスマートフォンから探すことが可能。
リサウンド・クアトロは、高性能な補聴器がほしい人や、スマートフォンで補聴器を簡単に操作したい人におすすめの補聴器です。
以上、おすすめ補聴器のご紹介でした。次は、購入するために販売店を選ぶ必要があります。
「商品さえ決まっていれば、どこで購入しても一緒じゃないの?」
上記のようにお考えの方もいらっしゃるかと思います。実は、補聴器の販売店選びはとても重要です。基本的に、補聴器は調整や点検が必要な商品。販売店の技術が未熟だと、補聴器の音が合うまで、何度もお店に通う必要があります!
そんな事態を避けるためにも、次できちんと補聴器販売店の選び方を把握しておきましょう。
おすすめの購入方法を知ろう
補聴器は通信販売や、街中の補聴器専門店などで購入することができます。
一般的に、次の3つの販売店で購入することが多いです。
・補聴器専門店
・一部の眼鏡チェーン店
・インターネットなどの通販
各販売店のメリット/デメリットは以下です。
販売店 | メリット | デメリット |
補聴器専門店 | どの補聴器店も一定水準の技術と知識をもった店員がいる | 通販より高いことがある |
一部の眼鏡チェーン店 | 接客が良いところが多い | 店舗によっては補聴器の技術力が低いことがある |
インターネットなどの通販 | 調整費用などを抑えることで、対面販売より安く買える場合がある。 | 調整や点検などのアフターケアが受けられないことが多い |
この中の一番おすすめの販売店は、補聴器専門店です。なぜなら、どの補聴器店も一定水準の技術と知識をもった店員がいるためです。
補聴器はひとりひとりに合わせた調整が必要です。調整はあなたの聴力測定のデータとカウンセリングをもとに行います。それを適正に判断し、調整を行えるのは補聴器に対しての正しい知識と経験を持ったスタッフです。
補聴器もあなたにあった調整が行われてようやく性能が発揮できます。補聴器購入は、技術と経験があるベテランスタッフがいる、補聴器専門店をおすすめします。
「補聴器専門店ならどこでも良いの?」
上記のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。やはり補聴器専門店を選ぶにも、ポイントがあります。
次で確認しましょう。
補聴器販売店を選ぶ、おすすめの方法は?
補聴器販売店のおすすめの選び方は、次の通りです。
・継続的に通える場所にあるか
・きちんと点検や調整を行ってくれる熟練のスタッフがいるか
次で上から順に、ご説明します。
継続的に通える場所にあるか
補聴器は購入後の調整が重要となります。購入後に自分の調整に合わせるだけでも3回から10回ほど調整のために、補聴器店に通う必要があります。補聴器店に通うのが面倒でそのままにしておくと、自分の聴力と合わず聴力低下の原因となることも。その他にも定期点検なども必要な商品ですから、継続的にお店に通うことを考えた、通いやすい補聴器店を選びましょう。
きちんと点検や調整を行ってくれる熟練のスタッフがいるか
音の調整といっても、雑音でうるさくて聞き取れないのか、聞こえているのに聞きとりにくいなどの様々な違いが。雑音で聞き取れないのであれば、音を拾う距離を調整する、聞こえているのに聞き取りにくいのであれば、高音域の問題が考えられるので高音域の調整を行う必要があります。あなたの聞こえに適切に判断し、調整を行える熟練のスタッフがいる販売店を探すことが大切です。
以上が補聴器店選びのポイントでした。補聴器販売店は、熟練のスタッフがいる、通いやすい場所を選ぶことをおすすめです。定期的に補聴器専門店に通うことで、結果として補聴器を長く使って頂けます。
しかし近くにそんなお店がない、または探すのが難しい、そんな方もおられるのではないでしょうか?実は補聴器専門店の中には、訪問サービスを行っている所があります。次は、補聴器の訪問サービスについてのご説明です。
訪問サービスで購入、相談するメリットとは?
補聴器専門店の訪問サービスは移動の手間もなく、自宅にお伺いするのも補聴器店に勤める専門スタッフです。もし補聴器店選びが難しいようであれば、訪問サービスの利用をおすすめします。訪問サービスのメリットは、他にも以下のようなことがあります。
・交通の便に左右されない
・いつもの生活環境で音を確認できる
・家族も話を聞ける
次で上から順にご説明します。
訪問サービス形態だから時間や交通の便に左右されない
時間や交通の便に左右されないので、近くに補聴器店がない人や、外出が難しい人にもおすすめのサービスです。また補聴器は、購入後も調整や点検などで継続してお店に通う必要があるのですが、その度に補聴器店に行くのは大変なもの。訪問サービスだとご自宅にお伺いしますので、移動時間がかかりません。
いつもの生活環境で音を確認できる
実際に生活されているご自宅で、音を確認できます。補聴器を店頭で購入する場合は、お店の環境に合わせて音を調整しますので、家の環境と合わず、補聴器が聞こえにくいなどの問題が起こることがあります。しかし訪問サービスはご自宅で調整を行いますので、生活環境に音を合わせた補聴器を、購入初日にお渡しすることが可能です。
家族も一緒に話を聞ける
1人では補聴器の取り扱いなどの情報を、覚えたつもりでも忘れてしまうことがあるかもしれません。その時、家族が補聴器の情報を知っていると安心ですよね。また、すぐに家族と相談できるのもメリットのひとつです。補聴器の性能が、あなたの生活スタイルにあっているか、第三者の目から判断してくれます。
訪問サービスだと近くに補聴器店がない方や、外出困難な方でも補聴器について相談、購入できるのでおすすめですよ!以上、補聴器のおすすめについてのご紹介でした。最後に今までの内容を簡単に振り返りましょう。
まとめ
今までの簡単なまとめは以下です。
・おすすめの補聴器の種類は、耳かけ型と耳あな型
・おすすめの補聴器のメーカーは、シーメンスとGNリサウンド
・おすすめの補聴器店の選び方は、継続的に通いやすいお店
補聴器の種類は数が多く、自分にあった1台を探すのはとても大変なことです。しかし、上記のポイントを抑えて頂くと、スムーズにあなたにあった1台を見つけることができます。
また、弊社のきこえのお助け隊では補聴器の購入・無料相談、レンタルを承りしております。少しでも、補聴器の不安、疑問があれば弊社までご相談頂ければ幸いです。きこえのお助け隊の依頼は下記からどうぞ!