ONKYO補聴器の特徴や値段

補聴器

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きこえのお助け隊ではこちらのメーカーは取扱いしておりません。
詳細につきましては直接メーカーにお尋ねください。

オンキヨー株式会社は、1946年に五代武が設立した大阪府大阪市に本社を置くメーカーです。ONKYO（音響）の名の通り、オーディオ機器の製造が主力。今回はそんなONKYOについて、会社、種類、機能、値段や価格、おすすめする人などをご紹介します。

編集者

津田　美智代(つだ　みちよ　きこえのお助け隊

認定補聴器技能者の資格と、過去に補聴器店を開いた経歴を持つ私が皆様に必要な情報をなるべくわかりやすい形でお届けします。使用者の方だけでなくその周囲の方を含め、補聴器に関わる全ての方がより快適になるように日々運営をしています。

<目次>

ONKYOが経営破綻、補聴器に影響は？

ONKYO補聴器について詳しくご紹介する前に、2022年5月に報道された「ONKYO 倒産」についてご説明します。

購入やサポート面も考えると、ONKYO補聴器が今後どうなるのか製造元の経営状態は気になりますよね。今回経営破綻したのは、ONKYOはオンキヨーホームエンターテイメント株式会社(以下OHE)です。

補聴器の製造を行っているのでオンキヨー株式会社(以下ONK)で、倒産した会社とは別会社です。ONKYO補聴器事業は変わらず継続。

今後も変わらずONKYO補聴器の購入・サポートといったサービスが提供されます。

当社はOHEとの資本関係はございませんので、ONKの事業運営及び運営するOnkyo Direct、開発受託、補聴器等のライセンス事業への直接的な影響はございません。

※2022年5月18日オンキヨー株式会社からのお知らせより

ONKはOHEと同じグループ会社ですが、2021年に独立しているためONKYO補聴器に影響しませんでした。

ONKYO補聴器は、シバントス（日本法人）との共同開発商品です。

オンキヨー株式会社（所在地：大阪府東大阪市、代表取締役社長：大朏宗徳、以下「当社」といいます。）は、シバントス株式会社との提携によりオンキヨーブランドの補聴器「OHS-D21」、「OHS-21H」を提供しており（以下「本事業」といいます。）、多くのお客様にご愛顧いただいております。

※2022年2月10日にオンキヨー株式会社の報道資料より。

シバントスは補聴器製造140年の歴史をもつ老舗補聴器メーカー。6大補聴器メーカーの一つとしても有名ですね。

6大補聴器メーカーとは、世界で流通している約9割の補聴器が6社のメーカーの商品のため、そう呼ばれています。

1946年の創立以来、音質と品質にこだわりをもったオンキヨー株式会社と、1878年から聴覚補助機器開発に取り組んできたシバントスの日本法人が手掛けた製品がONKYO補聴器です。

ONKYOが販売している補聴器の種類は、次の2種類です。

名称	値段	タイプ
OHS-D21（末尾Lが左用、Rが右用）	49,800円	耳あな型
HS-EH21（両耳兼用）	49,800円	耳かけ型

※補聴器は非課税商品。

ONKYO補聴器に搭載されている機能をご紹介します。

ハウリングは補聴器と耳の隙間から音が漏れ、再びマイクに音が入ってしまうことで発生します。

ONKYOの補聴器はこのようなハウリングを抑制するために逆位相方式を採用しています。

逆位相方式とは、ハウリング音と逆の波形を作り出すことでハウリング音を相殺する方法です。逆位相方式により、不快なピーピー音を抑制します。

チャンネル機能とは補聴器に入ってくる音を周波数毎に分割する機能です。一般的に分割数が多いほど細かく音のチェックができ自然な滑らかな聞こえです。

ただしメーカーによって処理方法に違いがありますので、メーカー対メーカーで比較することはおすすめしません。ONKYO補聴器は8分割で処理しています。

ONKYO補聴器は、軽度・中等度難聴の方が対象です。高度から重度難聴の方は補聴器の出力が足りず聞こえが改善されない、音が物足りないなどの可能性がありますので注意しましょう。

下記で簡単にですが聞こえをチェックできますので参考にどうぞ！

聴力レベル	自覚
正常	聞き取りにくさを感じない
軽度難聴	小さな声や、にぎやかな場所での会話が聞き取りにくい
中等度難聴	ふつうの大きさの会話で聞き取りにくさや聞き間違いがある
高度難聴	非常に大きい声でないと聞き取れない。補聴器を装用しないと会話が聞こえない
重度難聴	耳元で話されても聞こえない。補聴器を装用しても聞き取れないことが多い