「補聴器をどこで選べばいいのかわからない」
「補聴器の専門家に、詳しく話を聞いてほしい」
上記のようなお悩みから、このページに辿りついた人も少なくないはず。
補聴器専門店は数が多いため、どこで購入すれば良いのか分からない方も多いのではないのでしょうか。できることなら、耳のことから補聴器のことまで、詳しく相談に乗ってくれる人の下で購入したいですよね。
実は、認定補聴器技能者という人がいるのはご存知でしたか?
認定補聴器技能者とは、補聴器販売業に従事する人の中でも、さらに補聴器の知識を高めたスペシャリストたちです。認定補聴器技能者は認定補聴器専門店に在籍していることが多いです。そのため、認定補聴器専門店で補聴器を購入するのがおすすめ。補聴器の疑問や悩みを残すことなく、安心して購入に進めますよ。
今回、補聴器店のアドバイザーである私が、「認定補聴器技能者」と「認定補聴器専門店」について、役割から所在地までご説明します。
まず、補聴器専門店を改めておすすめする理由からご説明していきます。
やっぱり専門店がおすすめ!
一般的に補聴器は、補聴器専門店や街の眼鏡屋、通販などで購入することができます。その中でもおすすめなのが補聴器専門店です。なぜかと言うと、どの店舗でも一定水準以上の知識を持った従業員がいるためです。
補聴器はひとりひとりに合わせた調整が必要な商品。調整はあなたの聴力測定のデータとカウンセリングをもとに行います。それを適正に判断し、調整を行えるのは補聴器に対しての正しい知識と経験を持ったスタッフだけです。補聴器もあなたにあった調整が行われてようやく性能が発揮できます。補聴器購入は、技術と経験を持ったベテランスタッフがいる、補聴器専門店をおすすめします。
補聴器の購入は、補聴器専門店がおすすめ。しかし、補聴器専門店も一定水準以上の技術と経験があると言っても、店舗によって差があります。できることなら、より知識と技術が豊富な店舗を選びたいですよね。
そこで次で、補聴器のプロフェッショナルである、認定補聴器技能者についてご紹介します。認定補聴器技能者について知ると、失敗しない補聴器選びができますよ。
プロ中のプロである、認定補聴器技能者とは?
認定補聴器技能者とは、補聴器販売に従事する販売員の中でも、知識をさらに高めたプロフェッショナルです。認定補聴器技能者は、現在3894人が登録されており、※公共財団法人テクノエイド協会が認定しています。
※福祉用具に関する調査研究及び開発、福祉用具情報の収集及び提供、義肢装具士国家試験を実施する公共法人
認定補聴器技能者になるには、テクノエイド協会の講義を4年間受講する必要があります。講義内容は、声学から医療法規、高齢者や難聴者の心理、耳型採取など様々。この間、受講者は補聴器に関することを網羅的に学ぶのです。4年間の講習が終わると試験が実施されます。試験に合格すると、ようやく認定補聴器技能者になることができるのです!
以上から、認定補聴器技能者とは、補聴器に関する試験に合格したプロの販売員のことです。4年間にも亘る講義に受講しなければ、認定補聴器技能者にはなれません。そのため、補聴器に関する知識は確かなもの。
ですので、補聴器の購入は認定補聴器技能者に相談するのをおすすめします。聞こえの悩みから、補聴器の相談まで、あなたに合った的確なアドバイスを貰うことができますよ!
ただ、全ての補聴器販売店に、認定補聴器技能者が在籍している訳ではありません。補聴器販売店は、全国で約8000店舗。その中で、認定補聴器技能者が在籍しているお店を探すのは大変ですよね。
実は、認定補聴器技能者は、認定補聴器専門店を探すと見つかるのはご存知でしたか?
次で、理由をご説明します。
認定補聴器専門店へ行こう!
理由は、認定補聴器専門店は認定補聴器技能者の在籍を義務付けられているためです。認定補聴器専門店の認可には、認定補聴器技能者の指導のもと、補聴器の調整や相談などが行われている必要があります。なので、認定補聴器技能者を探すには、認定補聴器専門店を探せば良いのです。
またこの他にも、認定補聴器専門店の認可にはいくつかの審査基準を満たさなければなりません。
審査基準の一つとして、補聴器は「購入希望者の難聴の症状、使用目的、使用環境等に対応できる各種の器種を揃えておく」必要が。そのため、認定補聴器専門店には各メーカーの様々な補聴器を置いてあります。様々な補聴器が置いているので、あなたに合った1台も、認定補聴器専門店で見つける可能性が高くなりますよ。
以上、認定補聴器技能者と、認定補聴器専門店についてご紹介しました。認定補聴器技能者は、補聴器のスペシャリスト。補聴器の疑問や悩みを残すことなく、安心して購入に進めます。補聴器購入は「認定補聴器専門店」で「認定補聴器技能者」に相談するのがおすすめです。
当記事があなたの参考になれば幸いです。