シーメンスの補聴器の機能、価格、製品、保証などご紹介！

シーメンスの補聴器をつけると、ある状況下では健聴者より聞こえるようになることもあるというのはご存知でしたか？

シーメンスは独自の技術により、使用者が聞き取りやすいかつ、会話が楽しくなるような補聴器を販売しています。聞き取りやすい補聴器は、会話が楽と言うだけでなく、聞く負担を軽減することにも繋がりますよ。

今回、補聴器店のアドバイザーである私が、シーメンスの技術、製品、価格、保証などご紹介します。

シーメンスの補聴器は、会話がしやすいだけでなく、耳鳴りを軽減することも可能ですよ。

詳細を次にご紹介します。

この記事を書いた人

山田　元一(やまだ　もとかず　きこえのお助け隊

「最近聞こえが悪くなった…」このような悩みをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。しかし、聞こえについて相談できる人や、機会はそう多くないのが現状。これまで補聴器の相談を100件以上承ってきた私が、補聴器や聞こえ全般に関する情報を余すことなくお伝えいたします。

＜目次＞

• 健聴者より聞き取れる⁉シーメンスの補聴器
• 楽に会話できる機能が搭載した補聴器
• 音の調整機能によって価格/値段が違う
• 故障してもシーメンスなら無料修理！
• まとめ

健聴者より聞き取れる⁉シーメンスの補聴器

シーメンスは、6大補聴器メーカーのひとつです。世界で流通している約90％の補聴器が、6社のメーカーから販売されていることから、6社まとめて6大補聴器メーカーと呼ばれています。シーメンスは6大補聴器メーカーに数えられるほど、世界屈指の補聴器メーカー。現在110カ国以上でシーメンスの補聴器が販売されています。

6大補聴器メーカーであるシーメンスの補聴器は、次の2つの特徴があります。

・騒音下の聞き取りが得意
・耳鳴り抑制機能が搭載

次で上から順にご説明します。

騒音下の聞き取りが得意

シーメンスの補聴器を両耳で装用すると、騒音下では健聴者よりも2.1㏈～2.9㏈聞き取り力が向上したという臨床テストがあります。騒音下での聞き取り力が向上すると、会話しやすいというメリットだけでなく、聞く労力を軽減することにも繋がります。

通常、騒音下での聞き取りは様々な音から必要な音を選び出す必要があり、聞くことにも労力が必要です。しかし、シーメンスは独自の技術で聞く労力を軽減することを実現しました。街中や、食事会場などの騒がしい場面でも、疲れることなく会話を楽しむことができます。

耳鳴り抑制機能が搭載

聞こえの悪い人の約9割が耳鳴りを患っていると言われています。シーメンスの補聴器を使用すると、耳鳴りを抑制することができます。

なぜ耳鳴りが起こるかと言うと、音を拾う感度が高まっているためです。難聴によって音が聞こえにくくなると、脳が音を拾う感度（電気信号）を増幅します。これが繰り返されると、そのうち音がなっていないのに、電気信号を増幅するようになります。この電気信号の反応が、音が鳴っていると勘違いし、耳鳴りに繋がるのです。

この耳鳴りを効果的に抑制するのが、シーメンスの補聴器です。耳鳴り抑制機能が搭載付き補聴器を販売しているメーカーは非常に少なく、大手補聴器メーカーだとシーメンスとワイデックスの2社のみ。シーメンスの補聴器は、8割の方に効果があったとされるTRT（耳鳴り再訓練法）用の治療音を発生させているので耳鳴りが気になりません。

シーメンスの補聴器は、街中や食事会場での会話も、疲労を少なくスムーズに行えます。また、耳鳴りに悩まれている方であれば、改善する可能性が高いです。

では、上記の機能を搭載したシーメンスの商品を、次にご紹介します。

楽に会話できる機能が搭載した補聴器

先ほどの機能を搭載した、シーメンスの主力製品として、次の2シリーズがあります。

・primaxシリーズ
・Nxシリーズ

次で上から順にご説明します。

primaxシリーズ

プライマックスシリーズは、　2016年5月から販売されました。「難聴の方でも聞こえはしっかりと、楽であるべき」という基に製造されたプライマックスシリーズは、会話を楽にするために、会話強調機能や、全自動ダブルピント機能が搭載されています。

会話強調機能によって、相手の言葉を強調しつつ、他の雑音は抑制。そして、全自動ダブルピント機能により、相手の声に自動でピントを合わせます。この2つの機能で、から、プライマックスシリーズは、騒がしい中でも相手の声を自然に聞き取ることができます。

プライマックスシリーズのおすすめ器種

Primaxシリーズ　3px

難聴程度：軽度から重度

形状：耳かけ型+耳あな型

価格：200,000円～

Primax 3pxは値段と性能のバランスがとれた補聴器です。防水防塵対応で風などの風雑音を抑制するので、アウトドアでも活躍。もし故障しても2年以内なら無料修理の対象です。目立ちにくい補聴器が欲しい人は、耳までのチューブが細くて透明のpureと呼ばれる形状を選ぶことをおすすめします。

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Nxシリーズ

Nxシリーズは、2018年1月に販売を開始した、現在シーメンスの中の最新シリーズとなります。Nxシリーズのコンセプトは、「思わず話したくなる」補聴器です。思わず話したくなる代表的な機能が、OwnVoiceProcessing（以下OVP）です。

OVPは、自分の声を抑制することで会話を邪魔しない、シーメンス独自の技術です。従来の補聴器は、自分の声も拾って増幅していたため、会話の邪魔になっていました。OVPは、自分の声を記憶することで、相手の声と別々に音声処理を行います。別々に処理を行うことで、相手の声を強調しながら自分の声を抑制することができるのです。

OVPにより、Nxシリーズは自分の声に邪魔されず、会話を楽しむことができます。

Nxシリーズのおすすめ器種

Nxシリーズ　3Nx

難聴程度：軽度から重度

形状：耳かけ型+耳あな型

価格：270,000円～

OWN　VOICE　PROCESSING機能が搭載されているNxシリーズ。この機能により、自分の声に邪魔されることなく会話を楽しむことができます。また、テレビや電話の音も無線で、直接補聴器から聞くことが可能。Nxシリーズは補聴器の使用をもっと楽しむことができます。

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以上プライマックスシリーズとNxシリーズのご説明でした。どちらを選ぶかは、生活にあった器種を選ぶことが大事。しかし、そこで注意が必要なのが、グレードです。実はシリーズを選んでも、シリーズの中にも性能と価格別にグレードが分かれています。

どのグレードの補聴器が自分にあった器種なのか、次で確認しましょう。グレードを確認しておくと、補聴器の性能があなたの生活に足りず、雑音が多い、などの状況を避けることができますよ。

音の調整機能によって価格/値段が違う

プライマックスシリーズと、Nxシリーズは、次の5グレードから選べるのです。また、平均価格も記載しておりますので、参考にお願いします。

※上記参考価格です。

基本的にグレードは（）内の数字で表記されます。例えば、pure3pxという商品名だった場合、pureという器種のスタンダードなグレード、シリーズはpx（プライマックス）という略です。NXシリーズは、pxがNxに変わります。数字が上がるにつれて、音の調整機能が充実した高性能な器種です。

各グレードの簡単な性能は、下記の表となります。

※器種によっては対応していないこともございます。購入前にご確認をお願いします。

上記のようにシーメンスは、シリーズの中でもグレードが選べます。上記の表を参考に、自分の生活に合った器種を選びましょう。

また、PrimaxシリーズとNxシリーズ以外にintuis3（インティス3）、Prompt、Funなどのシンプルな機能の補聴器も販売されています。これらの補聴器は、シンプルな機能で、10万円前後で購入可能。シンプルな補聴器が欲しい方はこちらもおすすめですよ。

ここまでで、性能と金額についてご説明してきました。次は購入に進みたいところですが、最後に確認しておくことがあります。それは、「保証」です。

次にご説明します。

故障してもシーメンスなら無料修理！

補聴器は、基本的に器種によって内容が違います。そのため、購入前に器種の保証内容を確認しておくことが大事。

保証内容を把握しておくと、いざ故障したときも対応がスムーズですよ。

シーメンスの保証は、下記の通りです。

基本的にシーメンスの補聴器は、購入後2年以内の自然故障なら無料修理の対象です。また、対象期間過ぎてしまった場合でも、スマートリペアプランで、定額払えば修理して貰えます。

補聴器は頻繁に買い替えるものではないため、保証内容を確認してから購入に進むことがおすすめです。

まとめ

以上、シーメンスの補聴器のご説明でした。

シーメンスの補聴器は、聞こえの悪い方が快適に補聴器を使用できることを第一に考えたメーカーです。

聞く負担が少なく、会話を楽に楽しめます。シーメンスの補聴器は、思わず人と話したくなりますよ。

また、弊社のきこえのお助け隊では、シーメンスの補聴器を取り扱いしています。

レンタルも扱っていますので、購入希望やレンタルを試してみたい方は、下記からご連絡頂ければ幸いです。