補聴器用の電池の種類や、長持ちさせるポイントをご紹介!

茶色

「補聴器の電池は何でもいいの?」

「電池が欲しいけど、何を使っているか忘れてしまった」

上記のようなご質問を、お客様からよく頂きます。お店に行くと、数十種類の電池が販売されています。その中から、ご自分の補聴器用電池を探すのは大変ですよね。

実は、補聴器用電池は、色で簡単に見分けられることをご存知でしたか?一目見ただけで、簡単にわかる特徴があるのです。このように、補聴器の電池には不明点が多いもの。

そこで今回、補聴器店のアドバイザーである私が、補聴器の電池について網羅的にご説明します。補聴器の電池について知ると、「補聴器の電池を変えなければならない」というシーンでもスムーズに対応できることに加え、そもそも電池を長持ちさせることも可能です。

では最初に、補聴器に使用されている空気亜鉛電池についてご説明します。

目次

  • 種類からメーカーまで、補聴器用の空気亜鉛電池について
    • 空気亜鉛電池の種類は色でわかる!
    • 空気亜鉛電池の主要メーカー
  • 電池を長持ちさせるポイントと、処分する方法
    • 電池の寿命を長持ちさせるポイント!
    • 空気亜鉛電池を処分するには?
    •  

種類からメーカーまで、補聴器用の空気亜鉛電池について

メーカーとは?

補聴器に使用される空気亜鉛電池とは?

補聴器の電池は、一般的に空気亜鉛電池という電池が使用されています。空気亜鉛電池とは、本体内の亜鉛と空気中の酸素によって科学反応を起こして使用する電池のことを言います。マイナス極が亜鉛で、プラス極が空気中の酸素です。

空気亜鉛電池の大きな特徴は、プラス極にシールが貼っていることです。シールは黄、茶、青、オレンジの4種類。そのシールを剥がすと、小さな孔が空いています。シールを貼っておくことで、電池内部に酸素を取り込むのを防いでいるのです。剥がした時点で酸素を取り込み、電池残量が少しずつ減っていきます。

また空気亜鉛電池の代わりに、他のボタン電池を使用することは、基本的にはできません。補聴器の故障と原因となります。そのため、補聴器の電池には空気亜鉛電池を使用しましょう。

以上が空気亜鉛電池の説明でした。空気亜鉛電池にはシールが貼っていますが、実は種類によって色が分けられています。

種類別の色を把握すると、電池の購入時も買い間違いがなく、スムーズに行えますよ。次で、空気亜鉛電地の種類をご紹介します。

空気亜鉛電池の種類は色でわかる!


空気亜鉛電池は、一般的には次の4種類です。

種類 シールの色 サイズ(mm) ※主に使われる補聴器の種類
10A (PR536) 電池 5.8×3.6 小型サイズの耳あな型(IICやCIC)、小型サイズの耳かけ型
312 (PR41)   10A 7.9×3.6 カナル・フルサイズの耳あな形(ITCやITE)、通常サイズの耳かけ型
13 (PR48)     13 オレンジ 79×5.4 フルサイズの耳あな型、通常サイズの耳かけ型
675 (PR44)   678 11.6×5.4 フルサイズの耳あな型、パワータイプの耳かけ型

※補聴器の性能などで、使用する電池の種類は違います。

頭文字にPRと付いているのは、日本国内での呼び名。世界では、数字の呼び方が一般的になります。ただし、シールの色は世界共通なので、色でご自身の補聴器に合った電池を判別するのがスムーズです。

電池の寿命はサイズが大きいほど、長くなります。補聴器の使用方法や性能にもよりますが、小さいものだと約3日、大きいものだと3週間ほどで寿命です。長くても3週間で寿命なので、電池の予備を家に置いておくと安心ですよ。


以上が、空気亜鉛電池の説明でした。電池の種類は色で覚えておくと、スムーズかつ、購入間違いもないのでおすすめです!

次は、空気亜鉛電池メーカーをご紹介します。メーカーを把握しておくことはとても重要。選ぶ電池によっては、電圧が足りず補聴器が作動しない可能性があるためです。次で、空気亜鉛電池メーカーについて把握しましょう。

空気亜鉛電池の主要メーカー

主要メーカー
空気亜鉛電池の主流メーカーは次の2社です。

・フォルタ(パワーワン)
・レイバック

この2社が有名な空気亜鉛電池メーカーです。一部の補聴器メーカーは、上記の会社から電池を購入し、自社電池として販売していることがあります。メーカーも信頼している、空気亜鉛電池メーカーということなのですね。

また、100円代の格安の補聴器用電池の購入は注意が必要です!なぜなら、格安電池は、電圧などが足りず補聴器自体が作動しないことがあるためです。

以上のことから、補聴器用電池はフォルタ社、レイバック社がおすすめ。電池の寿命も長く、電力も安定しているので、安心してご利用頂けますよ。

次は空気亜鉛で電池の取り扱い方法です。電池の取り扱いについて把握すると、本来の寿命よりも長く、電池を使用して頂くことができます。取り扱い方法は、次でご紹介します。

電池を長持ちさせるポイントと、処分する方法

ポイント

電池の寿命を長持ちさせるポイント!

空気亜鉛電池を長く使用するポイントは、次の通りです。

・補聴器を長期間使用しない場合は、電池を外しておく
・乾燥を避ける
・二酸化炭素を避ける
・寒い場所を避ける

次で上から順に説明します。

補聴器を長期間使用しない場合は、電池を外しておく

長い間補聴器に電池を入れておくと、電池から液漏れを起こすことがあります。長期間補聴器を使用しない場合は、補聴器から電池を取り出しておきましょう。

乾燥を避ける

空気が乾燥した場所に電池があると、電池の中の電解液の水分が蒸発し、寿命が短くなります。補聴器本体を乾燥ケースや乾燥機に入れるときは、電池を外すことをおすすめします。

二酸化炭素を避ける

空気亜鉛電池が二酸化炭素を取り込むと、性能の劣化に繋がります。ストーブやフォンヒーターの使用が多い、冬場は特に注意が必要です。そのような場所で使用される場合は、室内の換気を定期的に行うことをおすすめします。

寒い場所を避ける

空気亜鉛電池は、気温が5度以下だと動作しない、寿命が短くなることがあります。もし寒さで電池が動作しない場合、体温で温めると寿命や動作が戻る可能性があります。

以上が、空気亜鉛電池を長く使用するポイントでした。以上のことに気を付けると電池の寿命が長くなる可能性があります。

最後は、空気亜鉛電池使用後の処分方法についてご説明します。空気亜鉛電池の処理は、注意が必要です。理由は次でご説明します。

空気亜鉛電池を処分するには?

なぜ、空気亜鉛電池の処分には注意が必要かというと、電池の水銀が含まれているためです。基本的には、補聴器を購入したお店が回収してくれます。または、ホームセンターや家電量販店に置いている、リサイクルボックスや電池回収缶で処分が可能です。

リサイクルボックスや回収缶で処分する際は、セロハンテープで電池を絶縁してから入れます。絶縁せずに処分すると、電池に残量があった場合は発火や破裂を引き起こす危険性があるためです。なので、電池の処分は絶縁してから処分することが大切となります。

以上が、補聴器に使用する、空気亜鉛電池の説明でした。次が、ここまでの簡単なまとめです。

・補聴器に使用する電池は、空気亜鉛電池。
・空気亜鉛電池の種類は、4種類の色(黄、茶、青、オレンジ)で見分けることができる。
・空気亜鉛電池メーカーは、フォルタとレイバック社が有名。
・補聴器を長期間使用しない場合は、液漏れ防止のため電池を外しておく。
・空気亜鉛電池は乾燥や、二酸化炭素、寒い場所を避けると寿命が長くなる可能性がある。
・使用済みの電池は、補聴器店が引き取ってくれる。
・または、ホームセンターや家電量販店のリサイクルボックス、回収缶で処分できる。

上記のポイントを抑えて頂くと、よりスムーズに補聴器の電池を選ぶことができます。

当記事があなたの参考となれば幸いです。

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