耳の役割と難聴の種類から、補聴器の仕組みを学ぼう

「補聴器って耳の中で音が大きく聞こえるだけなの?」「せっかく購入するなら、仕組みを把握して良いモノを購入したい」

このように思いの方も多いのではないでしょうか?

補聴器は安くても片耳約3万!高いものになると約58万円と、非常に高額です。値段の部分だけでなく、自分の生活をともに過ごしていく、いわばパートナーようなもの。仕組みを理解した上で購入や検討を行いたいですよね。

そんな補聴器の仕組みを理解しないまま購入してしまうと、自分に合わず、音が聞こえづらいなんて事態にもなりかねません!

そこで今回、補聴器店のアドバイザーである私が補聴器の仕組みをご説明!仕組みはもちろんのこと、聴力レベルに合った補聴器の種類までご説明いたします。ここを見ていただければ、補聴器の構造・仕組みが理解できるようになり、より自分にあった補聴器を選ぶことができます。

まずは補聴器の役割を耳の構造から、改めて見てみましょう。

耳に聞こえが届く仕組みと、補聴器の役割

伝音性難聴 感音性難聴 混合性難聴
難聴程度 軽・中等度 高度難聴になる場合もある 高度難聴になる場合もある
代表的な病気 鼓膜穿孔
滲出中耳炎 
加齢性難聴
突発性難聴
慢性中耳炎
耳硬化症

ではまず耳に音が届く原理から、補聴器の役割を説明します。図のように耳は外耳、中耳、内耳の3つに分かれます。外耳は皆さんが思い浮かべる、顔の横から飛び出している外見上見てとれる「耳」の部分です。中耳、内耳は外耳の奥となります。

音が聞こえる仕組みとして、まずは耳たぶ(耳介)から拾った音を鼓膜が振動させ中耳へ伝えます。中耳は空洞になっており、拾った音を鼓膜で振動させ蝸牛に詰まったリンパ液を揺らします。すると蝸牛内に生えている用毛細胞がその揺れを感じ取り電気信号へと変換するのです。その電気信号は神経に伝わり、神経から脳へ「音」を伝えます。

この過程が障害によってスムーズに行われないことを難聴と言います。補聴器はそんな難聴時、スムーズに音が伝わるように音を分析し、適切に補うことが役割です。では補聴器はどのように音を拾い、補っているのでしょうか。次に仕組みについての疑問を解き明かしていきましょう!

補聴器の仕組み(構造)をマイクやアンプ、レシーバーから学ぼう

ここでは補聴器の代表的な3つの部品から、補聴器の仕組みを説明します

【マイク】音はマイクから補聴器に入ります。マイクは補聴器に入ってきた音を電気信号に変換する働きを担っています。変換された電気信号はアンプへと音を繋げます。

【アンプ】マイクから伝達された音はアンプによって処理され音を増幅し、内蔵された超小型コンピューターによって、音を電気信号へと作り変えます。また最近のデジタル補聴器は単純に音を増幅させるだけではなく音の強弱や方向感、不要な音を取り除くことにより使用者にとって適切な音へと変換しています。

【レシーバー】電気信号となって伝達された音は再びレシーバーによって音に戻し、鼓膜へと伝達され、ようやく音として使用者の耳に届きます。

補聴器は耳に装着して使用することが前提のため、部品ひとつひとつは小型でなおかつ高性能である必要があります。また最新の補聴器は、内蔵されている超小型コンピューターで外部のパソコンと接続し、ひとりひとりの聞こえの程度と生活に合わせた細かい音の調整が可能となりました。これによって補聴器は、使用者の聞こえに応じた音を調整できるようになったのです。あの小さなボディには各企業の大きな技術が詰め込まれているのですね。

では次にあなたの難聴レベルを確認したいと思います。なぜなら補聴器を購入するにあたり自分の難聴レベルを知ることは、とても重要なことだからです。詳しくは次でご説明します。

自分の難聴程度から、タイプを選ぼう!

なぜ補聴器の購入で、自分の難聴レベルを知ることが重要なのでしょうか?それは難聴レベルによって適した補聴器の種類が異なるためです。ここで、あなたのレベルに応じた補聴器をしっかり把握しておきましょう 。

あなたはどの難聴レベルですか?

難聴程度 平均聴力(㏈) 自覚
軽度難聴 25~40dB未満 小さい声や騒音下の会話が聞き取りにくい
中等度難聴 40~70dB未満 普通の会話が聞き取りにくい
高度難聴 70~90dB未満 耳元の大きな声でも聞き取りにくい
重度難聴 90dB以上 ほとんど聞こえない

下記で、あなたの難聴に適応した、補聴器の種類を確認しましょう!

特徴 難聴程度 長所 短所
耳かけ型 軽度~重度 音の調整力が高い
重度の難聴にも対応
やや目立つ
眼鏡の邪魔になる
耳あな型 軽度~重度 目立ちにくい
眼鏡を頻繁に付け外しする人
ハウリングが起きやすい
ポケット型 中等度~高度 操作が簡単
大きな音が出せる
目立つ
コードが邪魔になる
眼鏡型 軽度~中等度 耳をふさがない 大きな音が出せない
重度の難聴には対応できない


上記のように難聴レベルによって適した補聴器は異なります。ご自身の現状を理解して、補聴器の種類を選ぶことが非常に大切です。

種類も機能もいろいろ、購入前に専門家に問い合わせしよう

自分の難聴レベルから、必要な補聴器がどれなのか、ある程度想像できてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし決めてしまうのはまだ早計です!なぜなら補聴器を、自分ひとりで決めるのはとても難しいためです。

補聴器は例に挙げた、耳あな型、耳かけ型、ポケット型だけではなく眼鏡型なども存在し、耳あな型はITE型、ITC型、CIC型と分かれ、耳かけ型はRITA、RICと分かれます。

その他にも充電式や電池式、アナログやデジタル式が存在し、器種が決まったとしても音の調整力からグレードを選択する必要があるからです!ひとりで補聴器を決めるのは色々な選択をしなければなりません。

また補聴器は自身の聴力を正しい数値を把握し、購入後の専門員による調整が肝心な部分ですので、アフターフォローのことも考えると専門員に相談することが一番の近道です。

もし自分に合わない補聴器を購入すると聞こえが不十分に感じ、使用が嫌になり止めてしまうかもしれません。最悪、取り扱いを間違えて補聴器を壊してしまうことも。ご購入を検討されているのであれば、まずは専門員への相談をお勧めします!

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  • 鉄道のアナウンスなど、外からの情報が聞き取れないから、外出が怖い。
  • 病院などで受付の呼び出しに気付かないことがある。
  • 家族、友人から何度も聞き返されてストレスが溜る。
  • 単純に耳が聞こえづらい。

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