この記事では飛行機利用時の補聴器取り扱いについてご説明します。
※搭乗前には各航空会社の規約を確認してください。
補聴器は機内持ち込みOK
補聴器の飛行機内持ち込みに関してですが、補聴器を飛行機内に持ち込まれても問題ありません。預け荷物でも機内持ち込み手荷物でもどちらでも大丈夫です。
ただし充電式補聴器のケースは念のため機内持ち込み手荷物をおすすめします。こちらに関しては後ほどご説明します。
保安検査場では金属探知機とボディーチェック、X線検査が行われますが、係員に補聴器を身に付けている(持ち込みしている)ことを伝えればスムーズに対応して貰えます。
補聴器用電池もOK
補聴器用電池も預け荷物・機内持ち込み手荷物どちらでも持ち込みできます。よく注意喚起されているのはリチウム電池やモバイルバッテリーです。
補聴器に使用するのは空気亜鉛電池(または単三電池)なので、予備の電池を預け荷物に入れても問題ありません。
補聴器用電池の寿命は、使用する電池の種類によって異なりますが、一般的には10日から20日程度で交換が必要です。
旅行であれば急な電池切れに備えて予備の電池を持っていると安心です。
充電ケースは機内持ち込み手荷物に
充電式補聴器の場合、充電ケースを機内持ち込み手荷物に入れておくことをおすすめします。補聴器の充電ケースの多くは蓄電機能が搭載されており、その中にはリチウムイオン電池が使用されている可能性があります。
そもそもリチウム電池やモバイルバッテリー(リチウムイオン電池)が飛行機内で制限されている理由は、リチウム電池が損傷を受けると自然に熱を発し、発火や爆発の危険性があるためです。貨物室での発火は大事故につながる可能性があるため、預け入れ荷物では禁止されています。
預け入れ荷物では禁止されていますが、充電ケースのような小容量のものであればほとんどの航空機で機内持ち込み手荷物で持ち込み可能です。心配な場合は事前に航空会社に確認することをおすすめします。
フライト中の補聴器の利用
飛行機内では、電子機器の電源をオフにするようにアナウンスがありますが、フライト中であっても補聴器の電源は基本的にはつけたままでも問題ありません。
ただし、補聴器に付属するワイヤレスリモコンやFMシステムなどは電波を発するため、離着陸時には使用しないようにしましょう。
各航空会社のルールや乗務員の指示に従ってください。
以上、補聴器と飛行機についてご説明させて頂きました。
補聴器と一緒に楽しい空の旅を!
当記事があなたの参考になれば幸いです。