聞こえ、種類、機能、価格で考える補聴器の選び方

「補聴器の数が多すぎて何を選べば良いかわからない」

上記のような悩みから、このページに辿りついた人も少なくないはず。

補聴器は、形状やメーカー違いで数千の器種が販売されています。その中から、自分に合った器種を選ぶのは大変難しいもの。できることなら、自分にあった聞こえの良い1台をスムーズに見つけたいですよね。

実は、補聴器の選び方はあなたの生活を考えて選ぶとスムーズです。また、あなたの生活に合わない補聴器は、性能を発揮できず、雑音が多くて音が良く聞こえない原因。性能を活かすためにも、あなたの生活に合わせて補聴器を選ぶ方法がおすすめです。

今回、補聴器店のアドバイザーである私が、補聴器の選び方について、難聴、器種、機能、価格についてご説明します。補聴器の選び方について把握すると、あなたの希望に合った1台をスムーズに見つけることができますよ。

最初に、あなたの聞こえ/難聴程度から改めて確認しましょう。

この記事を書いた人
山田 元一(やまだ もとかず きこえのお助け隊
「最近聞こえが悪くなった…」このような悩みをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。しかし、聞こえについて相談できる人や、機会はそう多くないのが現状。これまで補聴器の相談を100件以上承ってきた私が、補聴器や聞こえ全般に関する情報を余すことなくお伝えいたします。


<目次>

聞こえ/難聴程度によって違う?補聴器の選び方

聞こえのレベルチェック

補聴器を選ぶにあたって、難聴程度を把握しておくことは大切。難聴程度によって、選ぶ補聴器の種類が違うためです。

そのため、下記で自分の難聴程度を、簡単に把握しておきましょう。


難聴程度 平均聴力(㏈) 自覚
軽度難聴 25~40dB未満 小さい声や騒音下の会話が聞き取りにくい
中等度難聴 40~70dB未満 普通の会話が聞き取りにくい
高度難聴 70~90dB未満 耳元の大きな声でも聞き取りにくい
重度難聴 90dB以上 ほとんど聞こえない

難聴程度を把握すると、補聴器の種類を選びです。補聴器の種類によって形や大きさが違います。

補聴器の形状があなたの生活の負担にならないか、次で確認しましょう。

補聴器の種類/タイプ

補聴器の種類は一般的に次の4種類です。

・耳かけ型補聴器
・耳あな型補聴器
・ポケット型補聴器
・眼鏡型補聴器

各補聴器の特徴は次の表の通りです。

種類 対応難聴程度 価格 機能 目立ちにくさ
耳かけ型補聴器 軽度から重度難聴 約5万円から約60万円
耳あな型補聴器 軽度から重度難聴 約5万円から約55万円
ポケット型補聴器 中等度から高度難聴 約3万円~約8万円
眼鏡型補聴器 軽度から中等度 約18万円~約24万円

次で上から順に、各補聴器の詳細をご説明します。

耳かけ型補聴器

長所 音の調整力が高い、重度の難聴にも対応 
短所 やや目立つ、眼鏡の邪魔になる 汗に弱い
おすすめする人 高度な機能をもった補聴器が欲しい人、難聴レベルが重度の方 

耳かけ型補聴器は、眼鏡のように耳にかけて使用する補聴器です。耳の裏に補聴器本体が位置し、耳穴の耳栓までは細く透明なチューブが繋がっています。耳あな型に比べて本体にスペースがあるので、いろいろな部品を組み込むことができ、高度な機能性をもたせることが可能です。

また、耳かけ型補聴器ではスピーカーとマイクの位置が離れているので、ハウリング(スピーカーとマイクの位置が近いため、補聴器が大きくした音をまたマイクが拾ってしまい、さらに音を大きくしてしまうという現象)が発生しにくいのも特徴です。 大きな音も無理なく出せ、難聴の程度も、軽度から重度難聴まで対応できます。

以前から耳かけ型補聴器は「汗に弱い」「目立つ」と言われていました。しかし最近では防水防塵タイプの補聴器が登場したり、目立ちにくいタイプが発売されたりと、改善が進められています。逆に最近では、「お洒落な補聴器が多い」とまで言われるようになりました。

耳あな型補聴器

長所 目立ちにくい 眼鏡を頻繁に付け外しする人 スポーツする人
短所 大きな音が出せない
おすすめする人 目立ちにくい補聴器が欲しい人、スポーツをする人

耳あな型補聴器は名前の通り、耳の穴の中に補聴器を装着するタイプのこと。一般的には使用者の耳の形をとったオーダーメイドの形で提供することが多いです。

耳あな型補聴器の長所は、音を集める耳介部分に本体を置くので、自然なきこえや方向感覚が得られること。短所は音を出すスピーカーと、音を拾うマイクの距離が近いのでハウリングがおきやすいことです。そのため、大きな音は音の増幅度も大きいので、ハウリングを起こる可能性がさらに高くなります。
しかし最近は、このハウリングを抑えるハウリング抑制機能が向上したので、大きな音も出せるようになってきました。

ポケット型補聴器

長所 操作が簡単 大きな音が出せる 簡単に使いこなせる
短所 コードが邪魔になる 衣ずれの音が気になる
おすすめする人 補聴器の操作を簡単に行いたい人、少しだけ補聴器を使いたい人

本体が箱のような形状で、本体からイヤホンまではコードで繋がり、一般的には片耳で音を聞きます。ポケット型補聴器を使用する際は、本体を胸のポケットに入れるか、紐からぶら下げておきます。また、電池の種類は、補聴器用の空気亜鉛電池ではなく、単3もしくは単4電池を使用することが可能です。

長所は本体の大きなスイッチで、補聴器の操作が簡単に行えることです。短所は耳から離れた場所で音を拾うので、実際に耳で聞く音とは違う、衣ずれの音を拾う、コードが邪魔になるなどがあります。

眼鏡型補聴器

長所 耳をふさがない
短所 大きな音が出せない高度難聴には対応できない
おすすめする人 耳がふさがることが嫌な人

眼鏡型補聴器は名前のように眼鏡と補聴器が一体となった補聴器です。直接頭がい骨を振動させ音を伝えます。

眼鏡型補聴器の一番の長所は耳をふさがないことです。耳をふさがないことで、補聴器の装着時のムレが気になりません。また、補聴器の使用がわかりにくいのも特徴です。

短所は大きな音が出せないので、高度難聴には対応できない点が挙げられます。

以上、補聴器の種類をご紹介させて頂きました。アクティブに動く方だと、大きいポケット型補聴器は邪魔になりやすいです。その反面、補聴器の操作を簡単に行いたい方にポケット型は便利。あなたの生活によって、おすすめする補聴器の種類も違います。あなたが生活で使いやすい補聴器の種類を選びましょう。

しかし、あなたの生活を考慮して補聴器を選ぶにあたり、もう一つ選ぶポイントがあります。それは、補聴器の機能です。

補聴器は聞こえを改善するために、様々な機能を搭載しています。最近では、聞こえの改善の目的を超え、音質などを高めた趣向性の強い、補聴器も販売されているのです。

次に補聴器の機能についてご紹介します。機能について把握して頂くと、本当に自分が必要としている補聴器を選ぶことができますよ。

【価格と機能】補聴器の選び方

補聴器の機能で聞こえが違う

補聴器の機能は、基本的に次の4つにわかれます。

・雑音抑制
・チャンネル
・指向性
・ワイヤレス

次で上から順にご説明します。

雑音抑制

補聴器に入ってきた音が、会話音か雑音なのかを分析して処理を行う機能です。会話音は強調し、雑音は抑制します。

チャンネル

音を分割することをチャンネルといいます。例えば6チャンネルとは、音を6分割して処理を行っているということです。分割した音は1つ1つ確認して、雑音があれば抑制します。チャンネル数が多くなるほど、音がなめらかで聞き取りやすいです。

指向性

指向性とは、特定の方向の音を聞きやすくする機能のことです。複数のマイクを使い、音の入る方向を分析します。例えば、会話中であれば、正面の音を集め、後方の音を抑えることが可能です。

ワイヤレス

ワイヤレス機能とは、外部機器と連携する機能のことです。ワイヤレス機能で、電話やテレビの音を直接補聴器で聞くことができます。最新の補聴器では、スマートフォンと連携することも可能となりました。

一般的に、この4つの機能が充実している補聴器ほど高性能です。そして高性能な補聴器ほど、高価になります。

ただ、高性能の補聴器が全ての人におすすめかと言われるとそうではありません。家の中だけ補聴器を使用する方の場合、豊富な雑音抑制機能や、指向性の性能はあまり必要としません。きこえ改善を目的であれば、安価な補聴器でも十分と性能を発揮するのです。

自分がどの場面で聞こえにくいと感じているのか、事前に把握しておくと補聴器選びがスムーズですよ。


とはいえ、補聴器の機能なんてわかりにくいもの。そこで次に、機能別におすすめする人をご紹介します。

価格で必要な補聴器の機能を選ぶ


機能別のおすすめする人は下記の通りです。

値段 補聴器の性能 おすすめする人
10万円前後 シンプルな機能 あまり騒がしい場所に頻繁に行かない人
会議など補聴器を使用する場面が決まっている人
20万円前後 一般的な機能を標準装備 初めて補聴器を使用する人
日中の大半を補聴器で過ごすことを考えている人
30万円以上 高度な音の調整機能を搭載 補聴器の高性能な機能が必要とする人
アクティブに日常を過ごす人、煩わしい補聴器の操作が嫌な人


上記を参考に、あなたに合った補聴器を探して頂けたら幸いです。

最後に今までの内容を簡単に振り返りましょう。

まとめ

下記が、今までの簡単なまとめです。

・補聴器の種類は4種類
・補聴器の種類で取り扱いなどが違う
・補聴器の性能で聞こえ方などが違う
・補聴器が高価なほど、高性能なことが多い

以上、補聴器の選び方についてご紹介しました。

あなたに合った補聴器の選び方は、生活に合わせて選ぶことをおすすめします。

上記のことを抑えて頂くと、あなたにぴったりの補聴器が見つかりますよ!

また、弊社でもあなたに合った補聴器選びのお手伝いをさせて頂いております。

補聴器の相談は下記からご連絡頂ければ幸いです。

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  • 電話の声が聞きづらい。
  • みんなの話についていけない。
  • 家族と会話が成り立たないから、疎まれる。
  • 人とうまくコミュニケーションが取れないから、伝えることができない。
  • 鉄道のアナウンスなど、外からの情報が聞き取れないから、外出が怖い。
  • 病院などで受付の呼び出しに気付かないことがある。
  • 家族、友人から何度も聞き返されてストレスが溜る。
  • 単純に耳が聞こえづらい。

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