補聴器の紛失、考えただけでもぞっとしますよね。破損であれば諦めもつきますし修理もできますが、紛失してしまうと買替または出てくるのを待つほかありません。できることなら、無くさないようにしたいもの…。
実はある対策をしておくことで補聴器を紛失する可能性をぐっと下げられるのはご存知ですか?そこで今回、補聴器の紛失や落下防止対策について、購入前にする対策、購入後にする対策の4つをご紹介します。
<目次>
補聴器購入前にする紛失対策
補聴器購入前にする紛失対策は次の2つです。
対象法1:保証がある器種を購入する
事前に紛失保証がある器種を購入する方法です。補聴器をなくした後の最後の頼みの綱。万が一紛失したとき新しい補聴器をメーカーが支給してくれます。
保証期間はメーカーや購入する器種によって違い、120日以内1回までであったり、修理対応期間終了まで上限2回までであったりと期間や回数が様々です。
必ず補聴器が戻ってくる(保証される)ことから、確実に紛失対策をしておきたいという方におすすめの方法です。
対象法2:補聴器を探す、機能がある器種を購入する
「補聴器を探す」機能が使える器種を購入する方法です。
「補聴器を探す」は補聴器メーカーがリリースしている補聴器アプリの機能のひとつ。スマホで補聴器と通信が途絶えた場所を確認できます。落とした場所に目処がつけられるので、探す場所が限られ結果として紛失した補聴器が見つけやすくなります。
ただ、補聴器自体にGPSが搭載しているわけではなく、あくまでスマホと通信が途絶えたところが記録されるので盗難や警察に持ち込みなど補聴器が移動してしまうと正確な位置がわからなくなるので注意が必要です。
「補聴器を探す」はGNリサウンドなどの一部器種で使用できます。
補聴器購入後にする紛失対策
補聴器購入後にする紛失対策は次の2つです。
対象法3:落下防止用チェーンを購入する
メガネチェーンのように補聴器とチェーンを繋げて落下を防止する方法です。もし落としてしまっても、補聴器が地面まで落下せず首のチェーンで止まるから安心です。
このような補聴器用落下防止チェーンは通販サイトで購入できます。基本的に耳かけ型補聴器用ですが、耳あな型補聴器もつまみの部分にテグスを巻いて輪を作れば落下防止用チェーンが使用できます。
落下防止用チェーンで落下による補聴器紛失を防止することができます。
対象法4:紛失防止タグを購入する
紛失防止タグとは、タグの場所をスマホで確認できる電子タグのことです。紛失防止タグを対象法3でご紹介させて頂いた落下防止用チェーンに繋げて使用します。
紛失防止タグ自体に重量があるのでクリップで止めたり、胸ポケットにいれたりと工夫は必要ですがGPS搭載のタグにすればスマホで紛失した補聴器の正確な位置情報がわかります。
紛失後の対策を手堅くしておきたいという方に紛失防止タグがおすすめです。
もし見つからない時は警察に遺失物届け出の提出を
以上、4つの補聴器の紛失防止対策をご紹介しました。
補聴器が見つからない時は遺失物届け出を警察に提出をしておきましょう。誰かが拾って警察に届けてくれているかもしれません。
また、補聴器は本体に製造番号が刻印あるので、場合によっては警察側(販売店)から連絡があります。
とはいえ、紛失しないことがいちばん。事前の対策で紛失する可能性を下げることができます。当記事があなたの参考になれば幸いです。