※お願い※
きこえのお助け隊ではこちらのメーカーは取扱いしておりません。
詳細につきましては直接メーカーにお尋ねください。
スターキー(starkey)は1967年にアメリカ合衆国で誕生した補聴器メーカーです。※補聴器市場シェア率約5位で、世界で流通している約4%がスターキーの補聴器になります。
この大規模な流通を支えるのが、全世界にある33か所の生産拠点と800か所以上の販売・流通拠点。日本は、1992年に横浜に設立されたスターキージャパンが行っています。スターキーをここまで大きくしたのは、大手補聴器メーカーにはないニッチな視点。
今回は、スターキーのニッチな機能を特徴や価格を交えてご紹介致します。スターキーの補聴器を検討している方はご参考にして頂ければ幸いです。
※2019年時点
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スターキーの3つのニッチな機能
※弊社ではスターキーの補聴器は取り扱いしていません※
今回、ご紹介させて頂くスターキーのニッチな機能は次の3つ。
最初は、【補聴器史上最小】オトレンズからご説明しますね!
【補聴器史上最小】オトレンズ
最初にご説明するのは、補聴器史上もっとも小さいと評判のオトレンズです。ニッチな点としては、小さすぎるところ。オトレンズの極小さを、皆様に把握して頂くためにも補聴器の種類を改めてご説明致します。
オトレンズは、耳の穴の中にいれて装着する耳あな型補聴器です。耳あな型補聴器はITE・ITC・CIC・IICの順番にサイズが小さくなり、ITEは耳を横からみると補聴器本体を確認することができますが、IICレベルになると横から見てもほとんどわかりません。
実際、IICの頭文字はinviseble(見えない)から名付けられているのです。この見えないと名付けらIICよりさらに小さくされたのがスターキーのオトレンズです。
オトレンズの特殊さは耳型採取方法が顕著です。例えばIICまでの耳型採取は、耳穴の奥にある第2カーブ2㎜先までを型採りします。つまり補聴器本体の先端は、最大でも耳穴奥の第2カーブ2㎜先までということですね。
しかし、オトレンズは耳穴の第2カーブに表プレートがきます。他メーカーの耳あな型補聴器の先端部分に表プレートがくるのです。では、先端はどこまで行くのかというと、なんと鼓膜直近まで!
耳あなから鼓膜までは約3㎝と言われていますので、オトレンズは耳穴の3㎝奥に装着する補聴器なのですよ。
オトレンズの耳型採取は鼓膜を傷つけないため、医師の基での採取が推奨されています。ここまで小型さを追求すればさすがにニッチと言えるでしょう。ちなみに、オトレンズの値段は片耳30万円からです。
【スターキー最新】マルチデバイス、リビオAI
基本的に最新補聴器というのはメーカーの技術の粋が詰め込まれています。スターキーの最新補聴器は、2021年4月現在時点でリビオシリーズになります。リビオシリーズは2019年6月に初めて登場し、2020年の6月にはリビオ エッジAIが後続器種として販売されました。
このリビオシリーズは、スライブアプリをダウンロードすることでマルチデバイスに変身します。27言語にリアルタイムで対応する翻訳機能や、使用者の健康をスコアとして確認できる健康管理機能がリビオAIには備わっているのです。
アプリと連携する補聴器は他メーカーにもありますが、音量やプログラムの変更、遠隔調整などといった聞こえを改善するための機能が一般的。聞こえ改善以外の機能を補聴器に搭載することが、スターキーのニッチなところ。
この健康管理機能は、ヘルサブルテクノロジーと言いリビオAIのコンセプトでもあります。ヘルサブルとは健康志向の意味。名前の通りスライブアプリ上で使用者の健康を管理することができます。
ボディスコアとブレインスコアというのがあり、ボディスコアでは心拍数や歩数といった運動量を、ブレインスコアでは使用時間と社会交流度を計測します。好スコアを出すためには積極的に運動を行い、周囲とのコミュニケーションをとる必要があるのですね。装着することで、使用者をより活動的にする補聴器がリビオAIです。
もっと補聴器で色々なことをしたいという方にリビオAIがおすすめ。健康管理だけでなく、ついては外国の方とのコミュニケーションにも一役買いますよ。リビオAIの価格は※14万円からから購入することができます。
【6大メーカー唯一】骨伝導補聴器の販売
スターキーでは骨伝導式補聴器を販売しております。骨伝導式補聴器を販売しているのは、6大補聴器メーカーの中ではスターキーだけ。
こちらは、スターキーならではというより骨伝導を取り扱いしているメーカーがそもそも少ないのです。理由としては、骨導を必要とする難聴が少ないためです。
実際に、日本で流通している補聴器の種類は下記の通りです。
種類 | 割合 |
耳かけ型 | 約66% |
耳あな型 | 約31% |
ポケット型 | 約3% |
メガネ型(骨導式) | 約1% |
※2018年の日本補聴器工業会調査
このように、骨導式は約1%にも満たないのが現状。需要と共有のバランス上、骨伝導補聴器は他のメーカーでは販売されていないのです。開発費や販売にコストに見合った利益が見込めないためですね。
ただ、骨伝導補聴器は中耳炎や鼓膜の損傷、外耳中耳の奇形など伝音性難聴に非常に有用です。一部のきこえの悪い方には骨伝導補聴器はかかせません。他メーカーが取り扱いしていない点ではスターキーならではと言えます。スターキーの骨伝導補聴器の価格は18万円からです。
※骨伝導補聴器を医師の相談の下お買い求め下さい。
まとめ
以上、スターキーの補聴器についてご説明しました。
このように、スターキーの補聴器はとてもハイテクで便利、ただ使用者によっては使いこなせない(使えない)ことがあります。本当に必要な方には、スターキーの補聴器はとても便利なのでよく検討されてから購入に進むことをおすすめします。
弊社では、スターキーの補聴器は取り扱いしておりませんがスターキーの公式ホームページで販売店や取扱店を確認することができます。カタログもダウンロードすることができますので、気になる方は公式ホームぺージにどうぞ。