難聴の高齢者と円滑なコミュニケーションを築く方法

高齢者の方とのよくあるすれ違い

・きちんと伝わっているのかわからない
・指定の時間にチャイムを押したのに留守
・話かけても反応が遅い(または無視)
・約束の日時に会えない
・電話に出ない

ご両親との会話で上記のようなすれ違いはありませんか?

ご高齢者の方とのコミュニケーションは、聞こえが悪い本人だけでなく周囲にも影響を与えるものです。

実はちょっとしたポイントを抑えることで高齢者の方とのコミュニケーションが飛躍的に向上するのはご存知でしたか?

今回、ここでは高齢者の方とのコミュニケーションの取り方について聞こえが悪くなるメカニズム、特徴、原因、コミュニケーションの取り方といったことまで網羅的にご説明します。

最初に高齢者の聞こえを把握して頂くため、加齢性難聴を発症するメカニズムについてご説明します。

編集者
津田
津田 美智代(つだ みちよ きこえのお助け隊
認定補聴器技能者の資格と、過去に補聴器店を開いた経歴を持つ私が皆様に必要な情報をなるべくわかりやすい形でお届けします。使用者の方だけでなくその周囲の方を含め、補聴器に関わる全ての方がより快適になるように日々運営をしています。

<目次>

  1. 加齢性難聴を発症するメカニズム
  2. 長期間の難聴は言葉を忘れさせる
  3. 結局、すれ違いの原因は何だったのか
  4. 高齢者も健聴者も快適に聞こえる音の大きさは変わらない
  5. 家族や難聴の本人ができるコミュニケーションの方法
  6. 私たちができるコミュニケーションについて
  7. 聞こえが悪い本人ができる対策について
  8. 補聴器の購入やご相談はきこえのお助け隊まで

加齢性難聴を発症するメカニズム

難聴を発症するメカニズム

加齢性難聴は音を脳に届ける有毛細胞が加齢によって減少しているため発症します。有毛細胞は耳の奥の蝸牛と呼ばれる器官の中に生えており、生えている場所で拾う音の高低が違います。

入り口にある有毛細胞は高音域を拾い、出口に近づくほど低音域を拾います。入り口の有毛細胞は音が頻繁に出入りするので傷つきやすく早く減少していく傾向にあります。

そのため高齢者の聞こえは高音域が特に聞こえにくいのです。

ポイント ご高齢者の難聴は特に高い音が聞こえにくい

長期間の難聴は言葉を忘れさせる

難聴のリスク

聞こえが悪い期間が長く続くほど、言語能力も低下していきます。話かけても反応が遅い、話が通じていないといった高齢者とのすれ違いは、言葉を思い出すのに時間がかかっているか言葉自体を忘れているためです。

基本的に言葉は反復することで脳に留めています。ただ、難聴になり長い期間に言葉が入らないと聞かなくなった音から忘れていきます。

つまり、聞こえが悪い期間が長いほど忘れている音や単語が多いということです。そのため、高齢の方の会話は時間がかかったり、通じなかったりします。

ポイント 長期の難聴で言葉が失われることがある

結局、すれ違いの原因は何だったのか

高齢者とコミュニケーションがとれない原因

改めて、今までのことを踏まえて冒頭のよくあるすれ違いを振り返りましょう。

・話が通じているようで通じない→実際は聞こえていない
・指定の時間にいったのに留守→インターホンが聞こえていない
・話かけても反応が遅い→理解するまで時間がかかる
・約束の日時に会えない→間違えた時間で認識した
・何度も電話しても出ない→着信音に気付けない

今までのことを踏まえてみると、すれ違いの原因が見えてきますよね。全ては聞こえていないことが問題ですが、突き詰めていくと理由も違っています。

しかし、聞こえないからといって声を大きくするのは逆効果です。

高齢者も健聴者も快適に聞こえる音の大きさは変わらない

ダイナミックレンジについて

高齢者の方は聞こえにくくなってはいますが、本来快適に聞こえていた音の最小値・最大値は変わりません。つまり私たちがうるさい音は高齢者の方でもうるさいのです。

聞き取れる最も小さい音の大きさを「最小可聴閾値」と呼び、快適に聞き取れる大きい音の大きさを「最大快聴閾値」と呼びます。最小可聴閾値~最大快聴閾値をダイナミックレンジと呼びます。

このダイナミックレンジですが、最小可聴閾値が難聴によって5㏈から10㏈になったからといって、最大快聴閾値が10㏈上がるわけではありません。

最大快聴閾値の上限は健聴時と変わらないのです(むしろ下がる)。そのため、聞こえが悪いからといって大きな声を出すことはかえって逆効果です。

ポイント 私たちがうるさいと感じる音は高齢者の方もうるさく感じる

声を大きくするのが間違いであるなら、私たちは高齢者の方の難聴とどう付き合えばいいのでしょうか?

次で詳しくご説明します。

家族や難聴の本人ができるコミュニケーションの方法

コミュニケーションの方法

この章では家族や本人ができるコミュニケーション方法について紹介します。

私たちができるコミュニケーションについて

私たちができるコミュニケーション方法としては、ゆっくりとはっきりと対面して喋ることです。また、低い声で喋るとより聞こえやすくなります。

サ行などは高齢の方が聞こえにくい音域に該当するため言葉の始まりはしっかりと発音しましょう。

そして、口の動きは聞こえの補助になるので口の動きを読み取れるように対面の会話がおすすめです。また、大事な要件は紙に書いたりするとすれ違いを防ぐことができます。

ポイント 高齢者はゆっくりはっきりと低い声で喋れば聞き取りやすくなる

聞こえが悪い本人ができる対策について

本人が聞こえる対策として補聴器があります。ご両親に補聴器を薦めるのは抵抗があるという方もいらっしゃるかと思いますが、長期の難聴はコミュニケーションが難しくなるだけでなく認知症を発症するリスクもあがります。

2015年に厚生労働省が発表した新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)によると、難聴は加齢や高血圧、糖尿病などとともに認知症の危険因子と報告されています。

健康寿命を延ばす点において補聴器の早期装用はとても大切なことです。

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