高齢になる家族の補聴器はどれを選べばいいだろう。このような思いからこのページに辿りついた方も多いのではないでしょうか?
初めての補聴器だから慎重になりますよね。できることなら最初から満足する機種を購入したいところ。
今回認定補聴器技能者である私が、高齢者におすすめの補聴器についてご説明いたします。
<目次>
調整できる補聴器を購入する
高齢者の補聴器選びに重要なのが、調整できることです。調整とは使用者の聞こえに合わせて補聴器の音を変えることで、調整で特定の音域だけを増幅することが可能です。
高音域が聞こえにくい高齢者にはこの調整がとても重要。単純に音を増幅するだけでは、聞こえている低音も増幅されるので、結果として必要な音が聞きとりにくいです。
チャイムの音が聞き取れていない、聞き間違いが多いなどがあれば調整できる補聴器を購入しましょう。(聞き間違いが増える原因は高音域に該当する子音が聞き取れていないためにおこります)
補聴器の購入は対面での購入がベスト
一般的に補聴器の購入は対面で行われます。調整がベストな状態で行えるのが対面販売だからです。そして補聴器の販売は必ず聴力測定を伴います。これは聴力測定の数値で選ぶ補聴器や調整が違うことや必要としない人に販売しないためです。
また、聴力測定とヒアリングすることでテレビの音をもっと聞き取れるようにしてほしい、会話に集中したいといった個人の希望あった調整が可能です。つまり調整の質は補聴器の満足度に比例するということ。
実際に通販で購入した補聴器(集音器)と専門店で購入した補聴器とでは、3倍ほど満足度に差が出たというデータがあります。※2018年ジャパントラックの調査による
高齢者の補聴器の値段や価格は?
高齢の方が使用される補聴器は約5万円~60万円です。5万円以下の補聴器もありますが、調整はができる補聴器で括ると約5万円からです。
また高い補聴器ほど雑音が少なく、使用性を高める便利な機能が搭載されていますが「聞こえを改善する」の目的では値段に左右されません。
聴力に対応した器種であれば、どの価格帯の補聴器でも聞こえ改善効果を発揮します。もっと雑音を抑制したい、街中での聞き取りを良くしたいといった希望によって必要な機能や値段が変わってきます。
また、補聴器は両耳装用することで耳本来の機能を活かすことができます。片耳で高い補聴器を購入するのではなく、安い値段でも両耳で装用することをおすすめします。
高齢者におすすめ補聴器は?
ご高齢の方におすすめの補聴器を、耳かけ型と耳あな型の2種類からご紹介します。
Styletto 3X
きこえのお助け隊で2021年一番購入頂いた補聴器が、シグニア3Xです。
STYLETTO 3X
難聴程度:軽度、中度、高度
形状:耳かけ型(充電)
片耳:294,000円~
STYLETTO 3Xは優れたデザインと高度な機能面をあわせもつ一台。 Xシリーズの特徴であるXセンサーを搭載している本器は「周りの環境」と「使用者の動き」を100シーンから自動対応します。 あらゆる場面で、どのような動きをしていても一番ベストな聞こえを届けます。
ご高齢の方へのおすすめポイント
・充電式(小さな電池交換の必要なし!)
・小型・デザイン性(気付かれたり、目立つのが嫌な方が多い)
・性能(高性能過ぎないが、会話がスムーズにする機能が豊富)
Signia Active
新型コロナウイルスの影響でマスクをつける機会が増えました。そのため、ここ数年はマスクの邪魔にならない耳あな型充電式補聴器を希望される方も多いです。
siginia Active
難聴程度:軽度、中度
形状:耳あな型(充電)
片耳:オープン価格
シグニア アクティブはまるでワイヤレスイヤフォン、スタイリッシュなデザインです。聴力に合わせて周波数帯ごとに音を細かく調整し、ノイズカット、50シーン対応の自動環境認識など、様々な機能であなたの聞こえに最適な音声処理をして、あなたの聞こえをサポートします。
ご高齢の方へのおすすめポイント
・充電式(小さな電池交換の必要なし!)
・デザイン性(ワイヤレスイヤホンのようで補聴器に見えない)
・耳穴型なのでマスクの邪魔にならない
まとめ
高齢者におすすめの補聴器についてご紹介しました。聞こえにくいと一口にいっても、音の大小や高低などでひとりひとり違います。
このような聞こえを分析して適切な量で増幅できる調整が大切になります。きこえのお助け隊では、当記事の中で紹介した補聴器を7日間無料でお試し頂けます。
ご希望の方は電話または下記の申し込みフォームからお問合せください。