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リオンは国内最大手の補聴器メーカー。設計から製造まで全て国内の自社工場で行っています。実は、リオンは日本の環境に着目した、世界発の新機能を発明したのはご存知でしたか?この技術は、現在では私たちの身の回りの多くに使われています。
今回、補聴器店のアドバイザーである私が、補聴器メーカーのリオンについて、技術、器種、価格についてご説明します。ここを見て頂くと、リオンの補聴器が日本で人気の理由を把握して頂けますよ。
最初にリオンの技術についてご説明します。
<目次>
世界発を生み出した、リオンの補聴器
リオンは、国内補聴器の業界最大手です。1944年に日本発の量産型補聴器を販売して以来、約70年間日本で補聴器の販売を行っています。約70年の歴史の中で、リオンは様々な技術を生み出しました。その中には、当時の世界では初めての技術もあるのですよ。次にご説明します。
リオンの代表的な技術は、次の2つです。
・防水対応
・おまかせ回路
次で上から順にご説明します。
防水対応
日本は高温多湿の環境のため、精密機器である補聴器は、水に弱く壊れやすいという問題がありました。リオンは、この問題に着目し1968年に世界発の防水型補聴器を開発・販売したのです。防水技術はのちに、携帯電話などの音響機器の防水化に広く使われるようになりました。
おまかせ回路
補聴器の電池交換は、指先の細かな動作が求められるため、高齢者には特に難しいものでした。リオンは、もっと簡単に電池交換が行えるように、おまかせ回路を発明。おまかせ回路で、電池をどちらの向き(プラスマイナス)に入れても補聴器が作動します。この機能により、高齢者の方でも電池交換の負担を軽減することができました。
これらの技術は、最新のリオンの補聴器にも使われています。リオンの最新の技術を組み込んだ補聴器を、次にご紹介します。
購入するにはいくら必要?リオンの補聴器の値段/価格
リオンの最新補聴器は、リオネットシリーズです。リオネットシリーズは、音の処理を高速で行う、リオネットエンジンが搭載されています。リオネットエンジンは、音の処理を高速で行うので、音の切り替えが気になりにくいです。
その他にも、リオエネットエンジンは、次の4つの機能が搭載されています。
・残響抑制:ホールや会議室など音が響く場所での、残響音を抑制。
・音声強調:言葉を強調し、より聞き取りやすくします。
・指向性:後方の音を抑制し、正面の音を強調します。
・騒音抑制:会話と騒音を区別して、騒音を抑制します。
上記の4つの機能により、使用者は周囲の環境に左右されず、必要な音を聞き取りやすいです。そしてリオネットシリーズは、性能によって3つのグレードに分かれます。グレードによって金額も違いますので、下記を参考にどうぞ!
耳かけ型 | 耳あな型 | 無料修理保証 | 紛失補償 | |
マキシエンス | 約35万円~約37万円 | 約37万円~約39万円 | 4年 | 1年1回限り |
マキシエンスV | 約25万円~約27万円 | 約27万円~約29万円 | 3年 | - |
プレミエンス | 約19万円~約20万円 | 約21万円~約23万円 | 2年 | - |
また、リオンはリオネットシリーズだけでなく、安価なものから、高価なものまで幅広い金額の補聴器が販売されています。
下記が形状別の参考価格です。
耳かけ型 | 約7万円~約37万円 |
耳あな型 | 約7万円~約39万円 |
ポケット型 | 約4,2万円~約8万円 |
眼鏡型 | 約18,5万円 |
基本的に補聴器は、値段が高いほど音の調整機能が充実した、高性能の器種です。リオンは幅広い価格から補聴器を販売しているので、シンプルな機能から、高性能な機能まで、あなたの希望に応じて選ぶことができます。あなたにぴったりの1台がきっと見つかりますよ!
以上、リオンについて紹介させて頂きました。
国内メーカーであるリオンは、日本の環境に合った補聴器を販売しています。日本の環境でも故障しにくく、使いやすいため、日本の多くの方が使用しているのですね。
また、全国に300店舗以上直営店があるので、補聴器の相談、購入、調整も簡単ですよ。
当記事があなたの参考になれば幸いです。